2017.08.10

ミシェルセールの「皮膚が合わさった場所がこころのあるところ」、なんてロマンチックな言葉なのだろうと思った。でもこの言葉は詩ではなく、この言葉の云わんとすることは、

例えば、悔しいときや何かに耐えているとき、唇を噤んだり、噛み締めたりする。

例えば、やる気で満ち溢れたとき、筋肉に力が入ったりする。

例えば、誰かの安全を祈るとき、手と手を合わせたりする。

こころは見えないけれど、その動作によって可視化することができるのではないか、そういう意味であります。エロティックは含みはない…

だけど、(エロに限らず)人と人とが触れ合うとき、それこそ皮膚が合わさるとき、もしかすると複数名のこころが見えてくるかもしれないね。